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<1> 西暦○○年×月△日。 某国のとある市街地を暴走していた一台の乗用車が運転を誤り街路樹に激突した。 車は大破。運転手は瀕死の重傷を負った。 運転していたのはギエン。 某国を拠点に世界中に暗躍する悪名高きマフィア、ロンダーズ・ファミリーのドン・ドル ネロの一人息子であった。 ドルネロは国中の医師に息子を治すよう命じた。 警察さえも思うままに動かせるドルネロに逆らえる者など誰もいはしない。 しかしギエンの状態は生きているのが不思議なほどで手の施しようがなく、下手に手術な どしてその最中に死なれでもしたら間違いなく逆に自分の命がないこともあり、不可能な ものは不可能とどの医者も匙を投げた。 しかしながら何としても息子の命を救いたいドルネロの圧力はいや増すばかりで困り果て た医師たちはそれぞれにつてを頼り、世界中の医師に必死に打診して回った。 患者の症状と素性を知るや誰もが即答で断る中、たった一人「応診してもいい」という医 師が現れた。 その名は・・・。 「タキザワ‐ナオト・・・だと?」 「はい。日本の医者でしてその・・・詳しい素性はよく分からないのですが・・・」 「胡散臭ぇな・・・。そいつならギエンを治せるってのか?」 「は・・・いえその確かなことは・・・あ!し、しかし腕は確かです!どんな難手術もこ なし今までに300人以上オペしている外科手術の天才だと言われています!」 「ふむ・・・」 「それとですね・・・そのぉ・・・。腕は確かなんですが何と言いますか・・・法外な治 療費を要求することでも有名でして・・・。今回の場合あの・・・じゅ、十億必要だと・・・」 「な・・・っ!?十億だとぉ!?」 「は、はい・・・っ」 「ぐぐ・・・っ。あ、足元見やがってふざけた野朗だっ!!しかし・・・どの道他に医者 がいないとなれば仕方ねぇ。すぐにそいつをここに呼べ!!」 「もう来てるぜ」 ドルネロが腕を振り上げて怒鳴ったその時、重厚なドアが開かれ一人の青年が姿を現した。 日本人らしい短い黒髪ながら、日本人離れしたスラリとした長身に黒いスーツを身に纏い、 片手に黒のアタッシュケース、顔には大きめの漆黒のサングラス、おまけに足元まである 長い黒のマントを羽織るという全身黒尽くめで見るからに怪しげなその出で立ちと風貌に ドルネロは一瞬息を呑んだ。 そしてその青年の後ろに控えるように、もう一人青年が続いた。 こちらもまた日本人のようではあるものの髪は柔らかい少しクセのある茶髪で、先の青年 に負けず劣らず均整の取れた素晴らしい長身とスタイルに明るい色合いのカジュアルな服 を纏っていた。 不遜に胸を張る黒髪の青年に代わるように茶髪の青年はその後ろで柔らかく微笑み、穏や かな物腰で目の前のドルネロに向かって会釈した。 「・・・てめぇがタキザワとかいう医者か?」 しばし値踏みするように二人を交互にねめつけていたドルネロがジロリと睨んでそう声を 掛けたのは黒髪の青年の方だった。 黒髪の青年はニヤリと口元を歪めると、顔を覆っていたサングラスを外した。 その下から視線の先にあるモノを射殺すような眼光鋭い、サングラスのレンズよりも深い 闇色の瞳が現れる。 その目が挑戦的に笑った。 「いかにも。俺が滝沢だ。で?見たところあんたは十分に健康そうだが・・・患者はどこ だ?」 |
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あっはっはっはっやっちゃいました〜。
もう去年末のアニメSP見たときから
やりたくて仕方なかったパラレルでございます〜。
ああだってBJ先生と奥様の会話があまりにも直竜で!
(妄想です)
ほぼそのままパロってるので
知ってる方にはこの後の展開はまる分かりですが
私だけが楽しいこのパラレル(おいっ!)
しばしお付き合い頂ければ幸いです。
ドルネロとギエン親子にしちゃったりして・・・
誰がどのキャスティングでてくるかは乞うご期待!
(つーかそんなに登場人物いな・・・ゲフゲフ)