Blue Sunshine



屋上で空を見上げるお前を見つけた。
ああ、その顔は知ってる。
いつだったか、強引にドライブに連れ出された時。
助手席で、口を挟む暇もないほどよくしゃべっていたお前。
けれど、ふと会話が途切れた瞬間お前が見せたあの表情。
どこか遠くを見つめる切なげな眼差し。
誰を思って・・・いや、誰を忘れたがってそんなに無理にはしゃいでいるんだ?
聞きたいのを我慢してアクセルを踏めば、優しい風がお前の髪を揺らした。
あの時と同じ情景が目の前にある。
分かってるよ。
あいつを思っているんだろう?
喉がやけに渇いて言葉が出ない。
掛ける言葉を持たない俺はお前を見つめることしか出来なくて。
そんなにも苦しい思いをしながら、お前はまだあいつを思うのか。
こんなにもお前を苦しめてなおお前の心を手に入れているあいつが許しがたくも妬ましい。
ずくりと自分の心に影が生まれるのを感じる。
この心の赴くままにお前を奪ってしまいたい衝動が込み上げる。
だがそれは俺には決して許されない。
俺は・・・ずっとお前の側にはいられないから。
いつかくる別れを分かっていながら、一時の感情で奪って側に置くなんて・・・そんな残
酷なことが許されるはずがない。
お前が欲しい。
でも傷つけたくない。
そんな告げることさえ許されない俺の思いは、打ち消すことも出来ぬまま影へと引きずら
れていく。
人が人を欲しいと思う。
言葉にしてしまえば単純なことがこんなにも辛い。
知らず唇を噛み拳を握り締めてたたずむ俺にふとお前が気付いた。
お前が笑う。
穏やかな日差しのように。労わるように。
ああそうだ。
俺はいつもこうしてお前に救われる。
落ちそうになる俺の心を影から引っ張り上げてくれるのはお前の笑顔。
一番大切なのは俺の気持ちじゃない。
一番大切なのはお前の気持ち。
それに気付かされる瞬間、俺の心から影が消える。
皆誰しも心に光と影を背負い、その間を何度もさまよい続けて少しでも明るい方へと手を
伸ばしてはまた涙を流す。
俺もお前も・・・そしてきっとあいつも。
竜也。
お前に出会ってお前を好きになって、今お前を好きでいられる自分を心から幸せに思うよ。
だから。
またドライブにでも行かないか?
いくらでも付き合ってやるよ。
お前の望む場所があるならどこへでも送っていこう。
なぁ竜也。
どこへ行きたい?






アヤセごめ〜ん!
ウチでは君は永遠に報われるこのない片想い。(汗)
またB'zのアルバム収録曲をベースにイメージ。
(てか、タイトルと歌詞まんまやん)
歌を聴いてるとついつい妄想が膨らんでしまう私。(爆)


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