猫の手帖



しなやかで傲慢で気まぐれで。
そのくせ寂しがり屋で甘えたがりで。
猫を飼うのは大変だ。



「一鍬って猫みたいだよな」
「なに?」
「こっちが構うと鬱陶しそうに逃げるくせに自分が構って欲しい時はこっちの都合なんか
お構いなしなトコなんかさ。そっくり」
「心外だな」
「じゃあ俺は今なんでお前に背中から抱きつかれて、あまつさえ服の中に手ェ突っ込まれ
たりしてるわけ?」
「ああ・・・そうだな。やっぱりお前の言う通り俺が猫だからかもな」
「へえ?」
「俺が猫ならお前は鳥だ鷹介。疾風の赤い鳥・・・。猫は鳥が大好物だからな」
「う〜・・・。やっぱ前言撤回。一鍬は猫なんかじゃない」
「何故だ」
「猫にはちゃんと発情期が決まってるんだぜ?お前みたいに年がら年中盛ってないもんな
ー♪」
「・・・・・・・・・・いい度胸だ」
「げ。あ、ちょい待ち今のなし。ウソ。許して。ごめんなさい〜っ」
「聞く耳もたん」



寂しがり屋で甘えたがりで。
そのくせしなやかで傲慢で気まぐれで。
猫を飼うのはつくづく大変だ。






突発的思いつき。
でも実は結構気に入ってますv


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